都心部では多く見られるおしゃれな外観のデザイナーズマンション。
福島県郡山市では、なかなか都心部のようなオシャレなデザイナーズマンションは見当たらないのが現状です。
しかし、マンションの外観はさておき、賃貸でも内装はリフォームやリノベーションすればオシャレなデザイナーズに近づけることも可能。
では、そこでいったいデザイナーズマンションって、おしゃれな外観だったらどんな物件でもデザイナーズになるのか?または何かこだわりがあってのデザイナーズなのかをご紹介したいと思います。
デザイナーズ賃貸とは
デザイナーズ賃貸とは、建築家やデザイナーのコンセプトが前面に表れた集合住宅(マンション)のことを指します。
つまり建築家やデザイナーの考えをはっきりと表現したマンションで、凝ったデザインのものや素敵なライフスタイルを提案するものなど、従来の画一的なマンションに対するイメージを崩すものがほとんどです。
デザイナーズ賃貸の特徴
デザイナーズ賃貸の特徴としては、建物の外観のデザインの素晴らしさが目立ちますが、デザイン性以外の特徴も多くあるのです。
【デザイナーズ賃貸の特徴】
・少なくて珍しいことから、希少価値がある
・建築家やデザイナーのコンセプトがにじみ出ている
・個性的な設計方法
・配置が自由自在にしやすい
デザイナーズ賃貸のメリット・デメリット
デザイナーズ賃貸は、デザイン性や自由度は高いものの、実際の使い勝手や住み心地についてはどうなんだろう?と疑問を持たれることがあります。
建築家のつくる物件は、個性的なライフスタイルを求める人向けの空間が多いので、一般的な住まいにはないメリットとデメリットがあります。
【デザイナーズ賃貸のメリット】
(1)建築家のこだわりある空間だから、おしゃれなインテリアが引き立つ
画一的な賃貸マンションの場合、基本的には間取り図を見て、広さや設備などの形式的な部分の良し悪しで判断することが多いと思います。しかし、デザイナーズ賃貸マンションは間取りと設備だけでは決められない何ともいえない魅力があります。
外観のデザインから室内の細部にいたるまで、建物を設計した建築家ならではのこだわりと個性を感じることができ、他にはない空間を堪能することがでるでしょう。
(2)空間に広がりを感じられる
狭い部屋でも空間を広く見せる工夫がされていることが多いです。
例えば天井を高くし、開口部も大きく取ることで開放感を得るなど、同じ広さの一般的な賃貸よりも広く感じられます。
(3)建具、設備のデザインにこだわりがある
キッチンやバスタブ、洗面台などのデザインが、お洒落でこだわりのある物が多く、中には外国製や特注品といった、希少価値の高いものを使っていたりするので、普通の賃貸では味わえない魅力があります。
(4)立地条件、周辺環境を活かしたプランニング
例えば、近くに公園の緑が存在するような立地であれば、その緑がよりキレイに見えるように、開口部の位置や大きさに工夫がされているなど、周辺環境を活かしたプランニングが多いです。
【デザイナーズ賃貸のデメリット】
(1)希少性が高いので、デザイナーズ賃貸の入居希望の競争率が高い
物件数が少ないので、年間を通して競争率は高いです。
人気のあるデザイナーズマンションでは予約待ちや、入居申込が重なることもあるため、内見後は気に入ったら即申し込みすることがポイントです。といっても悩むところだと思いますが、倍率が高い物件の場合は決断力が決め手となるでしょう。
(2)デザイナーズは機能性が足りないところがある
デザイン性は優れていても、機能性に欠けるところが結構あります。
例えば、お洒落なリビングだけど、収納がない、配線不便で・・など、実際に使いにくいというような点があり、工夫を凝らして住むことがポイントになってきます。それもこだわって住みたい方には、楽しさのひとつとなりそうですが。
(3)室内の温度調整に苦労しがち
天井が高い、吹抜けがあるなど、開放的な設計になっているマンションなどが多いので、室内の温度調整に苦労することがあります。
しかし最近ではリフォームやリノベーションなどにより、古いデザイナーズマンションでも床暖房やシーリングファンなどを設置することで熱効率を考え、入居者がより快適に過ごせる工夫がされています。
(4)デザイナーズマンションはファミリー向けの物件が少ない
デザイナーズマンションの間取りは、基本的には1R~2LDKが多いため、ファミリー向けの3LDK、4LDKといった物件は少ない傾向にあります。
例えばリフォームやリノベーションでも、リビングの面積を非常に広く取って1LDKに変えるなど、ひとつづつの空間をとっても開放的に使うのが多いです。