賃貸マンションでペットを飼うといっても、全て自由にできるわけではないので、飼い方を知っておくことが大切です。ここでは犬の特徴を知って、快適に過ごすために飼い方のポイントをご紹介します。

賃貸ペットの飼い方:犬と快適に暮らすポイント

賃貸住宅で犬を飼ったらまずは挨拶まわりしましょう

賃貸マンションなどの集合住宅に住む隣近所の住人の中には「犬は苦手」という人もいるので、犬を飼うことが決まったらまずは同じマンションに住むご近所さんに「犬を飼ったので宜しくお願いします」とあいさつをしましょう。 その際、「ご迷惑をかけたらすぐ連絡ください」と伝えておきましょう。それだけでも、犬嫌いのご近所の方へは高感度がアップするでしょう。あなたのペットである愛犬も気に入ってもらえるかもしれません。 もしご近所から犬への苦情がきた場合は、すぐに解決するよう努めることをおすすめします。

犬は他の住人やペットと交流が大切

犬はもともと社交性のある動物です。同じ賃貸マンションなどの集合住宅で暮らす他の住人や犬などのペットと友達になることで、本来ある犬の社交性を満足させるだけでなく、室内でのムダ吠えをすることも少なくなります。 同じマンションに住む方と知り合いになれば、お互いの犬を連れて一緒に散歩に出かけたり、たまたま散歩で一緒になれば、お互いに親近感が湧きペットもあなたもより楽しくなるでしょう。

マンションなどの集合住宅では共有部分を汚さないように!

賃貸マンションなどの集合住宅では、共用スペースである通路を歩く際は、大型犬はリードを付け離れないようにし、小型犬の場合は抱っこして歩きましょう。 またエレベーターに乗る際は、できれば誰も乗っていないときに利用しましょう。なぜなら狭い密室に知らない人がいた場合、犬は緊張して吠える場合があるので気をつけてください。 そしてエレベーターに先に乗っている人がいた場合、どうしてもそれに乗りたいときは、きちんと声をかけてから乗るようにしましょう。

賃貸ペットの飼い方:犬の性質

犬の食事は総合栄養食・肥満や病気にならないように

犬の食事も私たち人間と同様に栄養バランスを考え、「総合栄養食」と表示のあるドッグフードを選ぶようにしましょう。犬の食事の回数は、成犬で1日1~2回を目安にして、決められたエサの量を与えることが最も大切です。 犬がエサを欲しがるだけ与えていたらあっという間に肥満になってしまいます。また肥満から病気を誘発する可能性もあるので食事の回数と量には気をつけましょう。またネギ類は犬の健康によくないので絶対に与えないようにしてください。

犬は散歩が大事!毎日でかけるようにしましょう

犬にとって散歩は、外の世界の刺激を受け他の人や犬と交わることができる社交の場です。 ですから、犬の散歩は毎日必ず行いましょう。また散歩は犬の健康のため、ストレス発散のためにも不可欠なので、小型犬など室内の運動で足りていそうな場合でも、毎日の外での散歩は必須です。

犬のトイレはマンションの室内に置きましょう

犬は排泄を散歩中にすることが多いですが、マンションなどの室内で飼う場合はいざという時のためにトイレを設置しておくと良いです。犬は清潔好きなので、エサが置いてある場所や寝る場所の近くにトイレがあることを嫌がる性質があります。トイレの置き場所は、廊下の隅や玄関の隅などに置けるスペースがあるならそういった場所がおすすめです。

賃貸ペットの飼い方:犬の本能に対するしつけ

犬のしつけ:とにかく褒める!

犬は、楽しい経験のほうが記憶に残りやすいと言われているので、楽しく学ぶことが大事です。 その性質から、犬のしつけでは「褒める」ということが最も大事になってきます。 「ほめる」しつけは、飼い主と犬のコミュニケーションを図るための合図です。 散歩や家の中、毎日根気よく「お手」「おかわり」など芸ではなく、しつけをする行為として「出来たら褒める」を繰り返し行いましょう。また愛犬と一緒に「犬のしつけ教室」に参加するのもおすすめです。

犬のしつけ:人間がリーダーだと思わせよう

例えば犬が悪いことをしたときは、その場ですぐに叱ることが大切です。 また、犬がおやつを欲しがった時にも、すぐに与えてはいけません。可愛いペットである犬ですから、つい甘い顔をしてしまいたくなります。しかし、ここはグッと我慢しましょう。 すぐに犬の要求に応えると、犬は飼い主より自分のほうが上だと感じてしまいます。そして、飼い主の言うことを聞かない犬に育ってしまいます。そうなってはマンションなどの集合住宅では周りに迷惑を掛けてしまうし、あなたにとってもストレスとなってしまいます。犬に人間がリーダーなんだよ!と思わせるまでまでしっかりしつけましょう。

犬のしつけ:外出の前後での触れ合いは禁止

犬が飼い主に対する依存度が強いと、あなたが仕事などで留守の間に不安が募って吠えたり、マンションの室内をいたずらしたりしてしまいます。 外出の前後には犬を可愛がりすぎてしまうと、不安で吠える性質が強いため、犬に「行って来ます、お利口にしててね」などと話しかけずに黙って出かけましょう。また帰って来た時も犬に話しかけたりせずにそっとしておき、しばらくの間無視してみましょう。かわいそうだと思うかもしれませんが、不安で吠えないようにするためですから、頑張りましょう。

賃貸マンションでペット飼うためのお役立ち情報をご紹介しています。こちらもご覧ください。