
アジアンスタイルって?
さまざまなコンセプトのあるインテリアスタイルのひとつに「アジアンスタイルコンセプト」という概念があります。
では、そもそもアジアンスタイルって、イメージは湧くけどいったいどういうインテリアのことを呼ぶのでしょうか?
アジアンスタイルといっても、どっぷりと現地の生活を再現したようなインテリアから、現代的で機能的なモダンなデザインとアジアらしさをミックスしたインテリアまで、様々。
インテリア計画の前には、どんな暮らしをしたいのか、アジア風をどれくらい取り入れたいのか、考えるといいですね。
アジアンリゾート風インテリアのイメージ
例えば、ダイニングでは、どっしりとした古チーク材を使った、素朴な味わいのダイニングテーブルと、白い鏡面仕上げのモダンなキッチンだったりと、モダンとアジアらしさを程よくミックスしたインテリア。
そして、ソファのラタンに光沢感のあるシャギーカーペット、リビングテーブル上のシェルなど、素材感の異なる組み合わせで、トーンを落とした色使いでまとめたり、美しい調和を生み出すことがポイントです。
インテリアコーディネートのテクニックともいえます。
それから、南国のイメージで欠かせないのが、観葉植物。
大きな葉の植物がリゾート気分を盛り上げます。
鉢には、艶のない黒を選び、落ち着いた空間にマッチさせるようにします。
壁も上手に使って、ちょうど視線が向く壁の位置には、チーク材を寄木細工にしたパネルで仕上げた、木やライムストーンのレリーフなどを掛け、石材を貼るなど工夫が生かせます。
日本の賃貸マンションの壁は、白っぽいシンプルな壁紙で仕上げていることが一般的ですが、壁面に現地でよく使われている素材やアイテムを使って飾ることで、アジアンリゾート風になり、普通の部屋がアジアンスタイルインテリアの一歩になるのではないでしょうか。