不動産会社が一年をとおして一番忙しい繁忙期は、もうご存知かと思いますが3月~4月ですよね。なぜなら、3~4月は新社会人や新入学生、企業の転勤などが重なる季節だからと言えます。
今回は、そのような3~4月の賃貸物件の繁忙期以外のこれからの季節9月~11月にはどのような賃貸事情があるのかをご紹介したいと思います。
賃貸物件の掘り出し物件が多いのは2月~3月
賃貸マンションなどの繁忙期である3月~4月ではなく、掘り出し賃貸物件が多いのは2月~3月です。なぜかといえば、賃貸物件には退去するなら1ヶ月前の退去予告がほとんどの場合あるからなのです。
そのため賃貸マンションやアパートを管理する不動産会社には、3~4月に引越しをしたい方から、2月の中旬くらいを境に退去連絡がどんどん入ってくるのです。
ですから、2~3月は、今まで空いていない条件の良い賃貸物件も空室予定になるため、賃貸物件を探している方は、2月の初めくらいから中旬に不動産会社を回ると良いでしょう。
滅多に空室がでないような人気の高い賃貸マンションなどの掘り出し物件も数多く出てくる確率も高いので、この時期に賃貸探しをするなら2月と思っておいてください。
しかし、ここでもっと賢い方の賃貸選びとは・・・
実は1月下旬~2月上旬という一足先に賃貸探しをし始めているといいます。
まだこの時期は、転勤などで引越しを考えている方も退去連絡をしていないので、どの部屋が空くかは分りません。
しかし、一足早く不動産会社にあなたの賃貸物件希望を伝えておくことで、退去連絡が入った物件の中から条件にあうものが出れば、優先して不動産会社の担当者から連絡をもらえる可能性が高いからです。
ホームページなどに賃貸物件が掲載される前に連絡をもらえれば、それだけ自分の条件に合う物件をゲットしやすくなりますから。
賃貸物件の家賃交渉が成功しやすいのは9月~11月
条件が良く、人気の高い掘り出し物件が多いのは2月~3月ですが、逆にこの時期はもっとも家賃交渉が難しい時期でもあるというデメリットもあります。
2~3月はその後に迎える賃貸の繁忙期に差し掛かるので、無理に家賃の値引きをしなくても入居者の確保ができることを不動産会社も大家さんも知っているからにすぎません。
そこで、家賃交渉がしやすい時期というのは賃貸の繁忙期を過ぎた後の閑散期です。 もっとも入居者の出入りが少ない9月~11月だと言えます。
不動産会社や大家さんは学生の夏休みや冬休みといった長期の休みの時期も3~4月に次いでの繁忙期としています。
しかし8月を過ぎても入居者の確保ができていない賃貸物件に対して、入居者を確保する為に、家賃の値引きにかなり柔軟に対応してくれるケースが本当に多くなります。
年が明けるとまた繁忙期がやってくるので、不動産会社も大家さんも家賃の交渉には対応しない態勢になってきます。
ですから、3月頃の繁忙期と8月の繁忙期の谷間に当たる9月~11月が、賃貸物件ではもっとも家賃交渉に成功しやすい時期だと言うことができます。
これから賃貸マンションを探す予定のある方は、季節的にも引越しがしやすい時期なので、上手に家賃交渉をして賢い賃貸選びを成功させてください。
こちらの記事もお役立てください。
賃貸でありながら自由にリフォームやリノベーションできる物件をご紹介しています。こちらもご覧ください。